緊張型頭痛を根本的に治すために必要な知識と治療方法

緊張型頭痛は、薬に頼らずに改善できます

頭にギュッと締め付けられるような圧迫感があり、首や肩が異常に硬くなっており、毎日が本当に辛い。病院でもらった薬や市販薬を飲んだり、マッサージを受けてもなかなか良くならない。

そうやって、数カ月、もしくは何年も緊張型頭痛が良くなっていない状態ではないでしょうか。

 

実は、緊張型頭痛は適切な治療方法を知れば、根本的に回復することができる症状です。

このページでは、緊張型頭痛の正しい原因と根本的な治療方法、自分でできるケアの方法など緊張型頭痛を根本的に改善するために必要なことを順番に説明していきます。

緊張型頭痛とはどのような症状なのか?

緊張型頭痛の症状は、

  • 後頭部を中心にしたジワー、ドーンとした鈍い痛み
  • 肩こりや首こりを伴うことが多い
  • めまい、ふらつき、だるさが起きることもある
  • デスクワークをすると痛くなる
  • 温めたり体を動かすと楽になる
  • ほぼ毎日おき、一日中続く

などが挙げられます。ひどくなると、吐き気がしたり、常に耳鳴りがしたり、寝られなくなったりして、生活に大きな支障が出てきます。人によっては仕事や家事ができなくなります。

※ちなみに、以下のような頭痛の方は、片頭痛(偏頭痛)と診断されることが多いです。

  • 「ズキンズキン」、「ガンガン」と脈打つような痛み
  • 頭の片側に起こることが多いが、両側のこともある
  • 吐き気や嘔吐(おうと)を伴うこともある
  • ときどき起こり、いったん起きると数時間〜数日続く
  • 週末など、リラックスしている時に痛くなる
  • 前兆として閃輝暗点(せんきあんてん)が現れることもある

片頭痛について詳しく知りたい方は片頭痛(偏頭痛)を根本的に改善するための治療方法と本当の原因をご覧ください。

ストレス頭痛

うつむく人

緊張型頭痛は「ストレス頭痛」とも呼ばれ、デスクワークや車の運転などで同じ姿勢が続くことや、睡眠不足、運動不足、目の酷使など疲労による身体的ストレス、また、悩み事や不安などの心労による精神的ストレスなどが原因と言われることが多いです。

 

しかし、緊張型頭痛にかかる患者さんには、男女差や職業による違いなどはあまり見られず、子どもから高齢者まで幅広い範囲で生じます。一概にストレスだけが原因とは言えないのではないかと私たちは考えています。

もちろん、ストレスの存在を完全には無視できません。しかし、それならばどうしてあなたと同じ職場で同じ仕事をしていても緊張型頭痛になる人とならない人がいるのでしょうか?

 

そもそもの話をすると、ストレスは生きている限り大なり小なり誰にでもかかっています。「ストレス」と聞くと、イヤイヤ仕事に行く姿を想像する方が多いかもしれませんが、大好きなディズニーランドで楽しい時間を過ごすことも体にとってはストレスなのです。

ストレスを減らすことはできてもゼロにすることは不可能なので、ストレスだけが原因であれば、それを無くさない限りあなたの頭痛は治らないということになってしまいます。

 

ですから「緊張型頭痛は精神的ストレスのせい」、「ストレスがなくならない限り治らない」ので、”うまく付き合って行くしかない”という説明が病院でなされたとしたら、それは正しいものではありません。

もし、現在あなたの緊張型頭痛がなかなか改善していないとしたら、それには大きく分けて3つの理由があります。正しい原因と治療方法を知り、頭がすっきりと冴えた気持ちの良い状態にしていきましょう。

緊張型頭痛の原因に対する認識の間違い

病院や整形外科では、正しい緊張型頭痛の原因を教えてもらうこともあれば、特に原因も言われずにお薬を出されたり、簡単な体操を教わって「様子を見てください」と言われてしまった方もいると思います。

 

ですから、まずは、緊張型頭痛の正しい原因を理解していきましょう。

まずは、この写真を見てください。

ミャンマーの少女とても華奢なミャンマーの少女が、頭に水を乗せて運んでいます。

ミャンマーでは、毎日10〜20kgある水瓶を頭に乗せ、5kmも離れた村まで水を運ぶ習慣があります。かなりの重労働のはずです。

 

しかし、彼女たちは頭痛にならないと言われています。その秘密は、彼女たちの「首の形」にあります。

重力に逆らって直立二本歩行をする人間の体には、その中心を貫いて通る一本のしなやかな柱(背骨)があります。首はその最上部に位置する大切な部分です。

彼女達は背骨(脊柱)で水瓶を支えていたのです。すると、首の形は人間本来の生理湾曲(S字カーブ)を保っていられるため、首にはほとんど負担がかかりません。

 

 しかし、ミャンマーの少女達とは対照的に、私たちは普段の生活の中で、下を向いて動作することが多くなりました。あなたも、下を向いてスマートフォンやパソコンでこのホームページを読んでいるかもしれませんね。

現代人の多くが使っているスマートフォンやパソコンが、首に深刻な障害を引き起こす原因になっている可能性が高いです。

「緊張型頭痛はストレートネックのせい」という間違い

あなたも日常生活を振り返ってみると、遠くを見ることなく下を向いた状態(頭を垂れた状態)で過ごすことが多くありませんか?

頭を垂れたり、顎を前に突き出す姿勢をとると、頭が背骨の上にきちんと乗らず、首の後ろの筋肉が緊張します。すると、筋肉に引っ張られて首の骨のS字カーブはまっすぐになってしまいます。

ストレートネック

人間の頭の重さは約5〜6kgあるので、頭を垂れる姿勢=ボールング玉を糸で吊るして首にひっかけているようなものです。そんな状態を長きに渡って続けることで、首のS字カーブは失われていきます。

病院でレントゲンを撮ってみたら、首の骨が真っ直ぐな状態(ストレートネック)が緊張型頭痛の原因とされることもあるようですが、骨の形は1日や2日でそうそう変わるものではありません。

 

ストレートネックは、「原因」ではなく、日常生活の中で首に負担が積み重なった「結果」であると私たちは考えています。

S字カーブがなくなった首の骨は、頭の重さをうまく支えられなくなります。するとどこかの筋肉がその分頑張らなくてはいけなくなります。例えば、首や肩、背中などの筋肉が、頭が前に倒れてしまわないように、頭が垂れているのとは逆方向に筋肉を引っ張り続けることで、常に緊張状態(コリ)になってしまうのです。

 

つまり、緊張型頭痛の原因は首のS字カーブが崩れるような生活習慣を続けたことで、首や頭、背中、肩の筋肉が硬くなってしまったためだとFMT整体では考えています。

緊張型頭痛に対する治療方法の間違い

もし、あなたが現在の治療を始めてから1か月以上経過していても、少し楽になった程度とか、痛みがあまり変わっていない、むしろひどくなっているというのであれば、おこなっている治療方法が間違っている可能性が高いです。

FMT整体では来院された患者さんから詳細に今まで行なった治療方法を聞きます。それらをまとめると、

(1)頭痛薬
(2)マッサージ
(3)ストレッチ
(4)低周波治療、電気治療
(5)湿布
(6)鍼

などが挙げられます。私たちは、これらの治療方法を否定している訳ではありません。しかし、実際に上記の治療をしていても改善しない方がFMT整体には多く来院されますし、もし今の治療方法で結果が出ていないのであれば、方法を変えてみる必要があると考えています。

現在の治療方法で治らない理由 

マッサージ

これらは、病院や鍼灸院、接骨院で指導され、インターネットでも紹介されている、一般的な緊張型頭痛の改善方法です。あなたも行ったことがあるかもしれませんね。もし、これらの改善方法が有効であるならば、あなたはこんなに緊張型頭痛で苦しむことはないはずです。

FMT整体では、来院されたすべての患者さんから、これまでの治療歴をお聞きしています。その患者さんの多くは、上記の改善方法をいくつも試したけれど、一向に緊張型頭痛を改善できなかった方ばかりです。

 

筋肉を柔らかくするためにマッサージや指圧、病院や接骨院でおこなう電気治療、ストレッチをおこなって改善されていれば問題ありませんが、痛みを我慢しながら行うようなものは一時的に効いている気がしても、強い刺激で筋肉の組織が壊れてしまうこともあります。

すると体は、壊れた組織を回復する際に再び壊されることがないようにと、どんどん組織を強く硬くしてしまいます。ですから、痛みを我慢してマッサージやストレッチを繰り返してきた患者さんほど、筋肉の緊張がより強くなっており、慢性化して改善しづらくなっている傾向にあります。特に痛みのある状態の筋肉に対しての強いマッサージやストレッチはますますオススメできません。

緊張型頭痛の正しい治療方法|治療に対する2つの間違い

「なぜ、緊張型頭痛を治すのに、薬やマッサージ、ストレッチといった治療が適していないのか?」をさらに詳しく知りたい方は、こちらの動画をご覧ください。

 筋肉を柔らかくしようと思ったら、筋肉の組織などを壊さないように、緊張が起きないように働きかけをして、柔軟にしていく必要があるのです。

そのため、原因は理解していても、その原因に対しての治療方法が間違っていると痛みが改善しないのです。

 

また、一度、お薬を飲むと良くなるのに、効き目が切れると痛みが戻ってしまう患者さんもいます。これは、なぜでしょうか?その理由を次にお話ししていきます。

「痛くない=治った」の間違い

薬

これまでにFMT整体に来院された緊張型頭痛患者さんの中には「薬を飲むと治るんですけれども、飲まないと痛みが戻ってしまうんです。」と言われる方も多くいらっしゃいました。

これには理由があります。薬の種類にもよりますが、これは、薬で緊張型頭痛が治ったわけではなく、薬の作用で神経の働きを鈍らせたために痛みを感じにくくなっただけで、筋肉の柔軟性は変わっていないため、根本的な痛みの解決にはなっていないのです。

ですから、痛くない=治ったというのは間違いです。

 

では、一体どうしたら根本的な解決ができるのでしょうか?FMT整体が多くの緊張型頭痛患者さんを見てきた中で、緊張型頭痛を根本的に解消していくための考え方をご紹介します。

緊張型頭痛を改善する3つの治療方法

これまでお話してきたことを踏まえて、緊張型頭痛は正しい原因を理解して、その原因に対して適切な治療をして、再発が起きないような体作りができればきちんと改善します。

FMT整体では、緊張型頭痛に対して具体的には以下のような施術をおこなっていきます。

①頭・首・顔周辺の筋肉の緊張を柔軟にする

顔の筋肉

出典:一般解剖学

上の図を見ていただくと頭部は筋肉に包まれていることがわかります。頭部を包んでいる筋肉が硬くなってしまうと頭蓋骨(頭の骨)を圧迫します。

 

頭蓋骨には以下の図のように、亀裂のような線がはいっていることがわかります。この亀裂はほんのわずかではありますが、本来は動くはずのものです。

頭蓋骨

出典:小顔製作所

頭の筋肉が硬くなると頭蓋骨が締め付けられます。骨の間の亀裂が狭くなり、頭蓋骨の中にある脳にまできちんと酸素が届きにくくなり鈍い痛みが起きるとFMT整体では考えています。

 

また、いつも前かがみの姿勢をしていると首の筋肉が頭の重さを支え続けなければいけなくなるため、首の筋肉にはかなりの負担がかかります。結果、首のS字カーブが崩れ、さらなる緊張を生むという悪循環に陥ってしまいますので、首のS字カーブの崩れを引き起こしている筋肉も柔軟にしていきます。

緊張型頭痛が起きる際に、目の奥がギューと締め付けられるような感覚がある方は、顔の筋肉が非常に硬くなってしまっている可能性があります。ですから、柔らかくするのは頭部の筋肉だけに限らず、顔の筋肉も重要なポイントです。

②首や肩、背中、腰、下半身など、体全体のつながりの筋肉も柔らかくする

さらにいうと、上半身だけでなく下半身にわたって、全身の筋肉を柔らかくして必要があります。

理由は以下の図を見ると分かります。

頭痛 筋膜

出典:フィニッシュ回路プラクティック

青色の部分は「筋膜」という、筋肉を包んでいる膜のつながりを示しているものです。この筋膜は全身タイツのように頭〜足の裏まで1枚でつながっています。

全身の筋肉のうち、約3分の2は下半身にあると言われています。下半身の筋肉が硬くなってしまうと、筋膜をつうじて上半身にまでその影響がいき、最終的に頭部の筋肉や筋膜を強く引っ張り、締め付けられることで頭痛を起こしやすくしてしまうのです。

腰や太もも、ふくらはぎ、足の裏など、一見、頭痛とは関係のなさそうに思える筋肉の硬さも、緊張型頭痛を引き起こしている可能性がありますので、その方ごとに原因と思われる範囲にまで施術の範囲を広げ、お身体を柔軟にする働きかけをしていきます。

このように体全体の筋肉の緊張を改善していくことが、根本的な緊張型頭痛の改善につながるのです。

③再発防止の方法やご自身でできるセルフケアを伝えます

緊張型頭痛の痛みが軽減されてきたら、ご自身でできるセルフケアもお伝えしていきます。ご自身でもセルフケアを行いながら、施術を受けることでより回復しやすくなります。

また必要に応じて、姿勢や体の使い方なども具体的にアドバイスしていきます。体の柔軟性が取り戻されると今まで使われていなかった筋肉がうまく使えるようになって、その人に合った本来の体の動きに戻っていくため、体にとって何をしたら良いのか悪いのかが自分自身でも判断できるようになります。感覚がどんどん鋭くなって行くことで再発防止になります。

遠方で通えない方へ

頭痛解消枕遠方で通えない方や仕事の都合などで頻繁に通えない方は、施術と併用して、「FMT整体の痛み回復理論に基づいて作られた枕」を使用することをオススメしています。

1日10分寝るだけで頭痛や首、肩こりが改善されていきます。

緊張型頭痛の痛みを緩和するために自宅で今すぐできる2つのこと

「FMT整体の予約が1週間先でした。それまでの間に、自宅で少しでもできることはありませんか?」というお声を多くいただきます。私たちとしても、FMT整体に通うまでに少しでも痛みを緩和させていきたいと思い、2つのアドバイスを考えました。

最後に

自然

あなたにもこのような経験があるのではないでしょうか?

  • せっかくの友達との約束を突然の頭痛でキャンセルしてしまった。
  • 前々から計画していた家族旅行があまりの頭痛のせいで台無しになった。
  • 目の奥が締め付けられるような痛みで、大切な会議に集中できなかった。

緊張型頭痛は外から見て、外傷があるわけではないので、周りの人からの理解が得られにくいこともストレスになっていたかもしれません。

緊張型頭痛はできることなら、早期に改善したいものです。時間が過ぎればすぎるほど、緊張型頭痛は改善しにくくなってしまうのも事実です。

まだまだ、不安もあると思いますが、大丈夫です。一緒に良くしていきましょう。まずは、1人で悩んでいないで私たちに相談してください。

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