
こんにちは。FMT整体の山極です。
先日、折り紙でパンダを作ってきてくださった
Kさん(70代・女性)のことを紹介しました。
あれからもKさんは次々と「新作」を作っては
持ってきてくれます。
パンダの後に披露してくれた作品がこちら。
いったい何だと思いますか?

「お花ですか?」と言われる方が多いですが・・
なんと、コマです。
ちゃんとクルクル回ります↓

折り紙を3枚使っているそうです。
これを考案したのは、なんとスペイン人だそう。
日本の折り紙文化に魅せられた外国の方が
オリジナル作品を紹介してるYouTubeで見つけたと言います。
Kさんはパソコン・インターネット関連は全くお手上げの中、
一時停止や巻き戻しに苦労しながらも完成させました。
手が痛くて仕方なかった時から、
このコマにはずっと挑戦してみたかったので、
やっと達成できたと嬉しそうでした。
しかし、これを考えた方もすごいですし、
それを折れてしまうKさんもすごいです。
Kさんの作品は院に置いていますが、他の患者さんからも
「どなたが作ったんですか?」
「すごい、折り紙でこんなのが折れるなんて」
と、とても好評です。
特に、お父さんお母さんの施術にいつも
ついて来る2歳のMくんは毎回大喜び。
パンダの折り紙を見つけた時は、
「シャンシャンがいるよー!」
コマのことも、院に入るなり
「おはな!おはな!」とすぐに気づきます。
回ることを教えてあげると、
お父さんお母さんが施術を受けている間、
熱中してずっとクルクルさせていました。
KさんにこのMくんの話をしたところ、
次にKさんが持ってきてくれたのは・・
カエルです。

お尻を押さえて離すと・・・

飛んだ!
「小さいお子さんが来ていると前回うかがったので。
これ、お子さんは喜ぶんです。よければ渡してください。」
と、Mくんにあげるために持ってきてくれたのでした。
そして、またMくんの来院日に。
さすが、Mくん。
いち早くカエルを発見しました。
お父さんが「これは跳ねるんだよ〜。」と知っていて、
目の前で見せてあげると、Mくんの目はもうキラキラです。
お父さんとお母さんが施術を受けている間、
カエルでずっと遊んでいました。
帰り際までカエルを握りしめっぱなしのMくんを見て、
「じゃあ元のところに戻そうね〜。」とお母さんが言ったところで、
「実はそれ、Mくんへのプレゼントなんですよ。」
とKさんのことをお話しました。
どうやらカエルをもらえるらしいことがわかったMくん。
「これ、ほしかったの。」という言葉に、
Mくんのご両親も私も、皆で思わず笑ってしまいました。
KさんもMくん家族も、直接顔を合わせたことも、
話したことも一度もありません。
でも、折り紙をきっかけに、
面識のない患者さん同士で
こんな風に温かいやりとりが生まれてとても嬉しいです。
院内がもっとそんな場になるといいな、と
思った出来事でした。


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