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初回で手が握れるようになったKさん。ドケルバン、その原因と治し方

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こんにちは。FMT整体の三浦です。

本日の新患さんは、右手のドケルバン症候群、のKさん(50代女性、会社員)。
ドケルバン症候群とは、手首の腱鞘炎(けんしょうえん)のことです。

 

Kさんは、数年前からトレーニングジムに通われていました。

「うちのジムは(トレーニングの指導が)激しいんです。
4~5か月前、トレーニングで腕立てを激しくやっていたら、
右手の手首の親指の付け根あたりが痛くなりました。

整形外科では湿布や電気で全然治らなくて、
ネットでみて、こちらに予約しました。

親指を動かすと痛くて、でもジムには行きたいので、
装具を付けて、痛くなくしてトレーニングをしています。」
とのこと。

 

Kさんは親指の付け根の手首ら辺に痛みがあり、
親指を中に入れて手のひらを握ると、その痛みのレベルは、
泣くほど痛い痛みを数字の10レベルとすると、5レベルでした。

Kさんのお体は首の右側が硬く緊張していました。
そこを優しく、10秒ほど施術後、

先ほどと同じように手をグーにして握ってもらうと
「あれ、痛くありません!?」

その後、患部の手首周辺と全身を施術。
施術中、何回か確認しても “グー”では全く痛まなくなりました。

ただ、痛みが出ないからと言って、
損傷して炎症を起こしている組織が完全に治っているわけではありません。

炎症は体を治す反応なので止めない方がいいのですが、
だからと言って、無理に動かして、新たな炎症を起こしたら症状を悪化させてしまいます。
完全に治るまで無理は禁物です。

 

それでも、今まで痛かった動きが痛みなくできるようになったことに
「腱鞘炎って一度なると、なかなか治らないって聞いたんですが。」
と不思議そうなKさん。

痛みや違和感には必ず原因があります。
原因がなくなれば症状は必ず改善していくのですが、

確かに、腱鞘炎は、
手の使い過ぎが原因で炎症が起きているからと
手を固定したり、湿布や注射で炎症を抑えたりするのですが
なかなか良くなりません。

なぜ、なかなか良くならないのか?
それは、一般的に言われている原因や治療法が
間違いっているからかもしれません。

 

FMT整体で考える腱鞘炎の原因は、
筋肉や筋膜という組織の硬さです。

ですから、この硬くなった筋肉などを柔らかくしてあげると
Kさんのように、腱鞘炎は改善していきます。

では、なぜ、筋肉や筋膜が硬くなってしまうと、
腱鞘炎になるのか?
そもそも、腱や腱鞘とはどんなものなのか?


画像出典:日帰り手術ドットコム

上の図のように、筋肉の先は「腱」となっていて、
親指の骨にくっついています。

親指が動くのは、筋肉を縮ませることによって、
腱を介して親指の骨が引っ張られるためなのです。

この腱の通り道にあるのが「腱鞘」です。
関節部分では、腱は、大きくずれないように
トンネルのような腱鞘の中を通っています。

 

普段は、この腱と腱鞘は、例えば「刀」と「刀の鞘」のように
スムーズに動くことができるのですが、

筋肉や筋膜という組織が硬くなってしまうと
その影響で腱や腱鞘にも歪みが生じます。

そうなると、まるで歪んだ刀と鞘を何度も抜き差しすると同じように、
腱と腱鞘は強くこすれて損傷し炎症を起こすようになります。

これが腱鞘炎が起きてしまう大きな理由の一つです。

 

ですから、湿布や注射などで
痛みや炎症を抑えても一時しのぎにすぎず、
使うとまた悪化します。

腱鞘炎を根本的に解消し、再発を防ぐためには、
そもそもの原因である硬くなった筋肉や筋膜を柔らかくして、
腱と腱鞘が強くこすれない状態に戻してあげる必要があります。

 

ドケルバン症候群の患者さんは、患部だけではなく
肘や首周りの筋肉や筋膜をゆるめると
手首の痛みが解消されていく方が多いです。

筋膜という組織は全身をボディースーツのように覆っているのですが
患部から離れたところを施術して痛みが改善されることからは、

首などの硬さが、知らず知らずのうちに筋膜を介して
手首に強い引っ張りを与えていることが分かると思います。

Kさんには、以上のことを説明し、また、なるべく手を使わない事と
使う時でも、できるだけ優しく、ゆっくり手を動かすようにアドバイスしました。
特に痛みがある時の身体は、使えば使う程、筋肉は硬くなりやすいのです。

Kさんは、「では、身体全体が筋膜でつながっているのなら、
下半身も硬くしないように、トレッドミル(ランニングマシーン)もしない方がいいですね。」
と完全に理解された様子。

そして、「どのぐらいで(完全に)治りますか?」との質問。
ジムに休会の手続きをとるためでした。

週一のペースで施術を受けたとして
完全に治るには、まず1~2か月でみておいてくださいと伝えました。

もちろん、もっと早く治る場合もあれば、もう少しかかる場合もあります。
症状の程度の軽重、患者さんの生活習慣、回復力の強弱などによって変わってきます。

しかし、Kさんのように、原因と対策をしっかり理解し、
治すことに専念することを決意された方は早く治っていくことが多いです。

 

Kさん、また、ジムでいい汗がかけるように、
しっかり治していきましょう!

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三浦 博(みうら ひろし)
横浜センター南院担当。福島県出身 3人の子の父。足底筋膜炎でFMT整体に通った元患者。まさか自分が通っていた院で施術をするとは思ってもみませんでした。治らないと諦めかけていた時に救ってもらったこの場所で今度は私が皆さんに“治る可能性”をお伝えしていく番です。

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