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側弯症の患者さんの気持ち

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こんにちは。FMT整体の山極です。

私ごとですが、先日、海外に住む学生時代の後輩が
一時帰国したため、数年ぶりに再会したときのことです。

お互いの近況報告をする中で、
私が現在セラピストをしているからということもあり、

彼女から
「実は私、ずっと前から側弯症(そくわんしょう)なんです。」
という話題に。

側弯症(=脊椎側弯症)とは背骨が曲がってしまう症状のことで、
背中や腰に痛みがあらわれることもあります。

聞くと、彼女は中学校の頃には側弯症と診断をされていたようで、
痛みや不快な症状はありませんでしたが、

背骨が曲がっていることが
イヤでイヤでたまらなかったと言います。

私と彼女が所属していた運動部のメニューの中に、
練習後、2人1組でペアになってストレッチやマッサージをする時間があったのですが、

ペアの相手に側弯していることをいつ気づかれるかと思うと恐怖で、
気心の知れた相手であっても、ひどく緊張、警戒したそうです。

実際には一度も指摘されたことは無かったのですが、

「みんな黙っているだけで本当は気づかれているんじゃないか」
「後ろ姿を見られたくないから、背後に人に立たれるのが本当にイヤ」

といつも思ってビクビクしていた、と。

学生時代の私は「側弯症」という言葉すら知らなかったですし、
明るくさっぱりした人柄の彼女が、そんな風に
人知れず悩んでいたことも気づかなかったので驚きました。

彼女は、今では自分の体をだんだん
受け入れられるようになってきたそうです。

振り返れば、学生時代は過敏に気にしすぎていたと
言っていましたが、

施術家になって側弯症に関しての知識や見解を学び、
実際の患者さんを診せていただいている今、

当時20歳前後の女性にとって外見の悩みがいかに深刻だったか、
同じ女性として想像に難くはありません。

 

実際、昨年通っていた患者さんの中に
同じく側湾症の23歳の女性がいたのですが、

彼女もまた、
「仕事中、後ろに人に立たれると、
見られていると思ってすごく緊張してしまうんです。」
と同様のことを言っていました。

この患者さんは最終的に全く痛みがなくなり、
通院終了となったのですが、

だんだん痛みがなくなっていくにつれて
背後に人が立っても前よりも気にならなくなったとおっしゃっていました。

体の緊張が取れていったことで、
心の緊張も取れやすくなったのかもしれません。

この患者さんの言葉は印象的だったので、
ずっと覚えていたのですが、

今回、後輩に会って話を聞かせてもらったことで
側弯症の患者さんはこういう気持ちでいるんだな、と
その複雑な心境をより深く考えるきっかけをもらった気がします。

側弯症含め、全ての症状に言えることですが、
実際に経験した人にしかわからない辛さがあると思います。

軽々しく「気持ちがわかる」とは言えませんが、
「わかろうとすること」を怠らず、全ての患者さんと接して行きたいです。

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山極 理奈(やまぎわ りな)
東京大崎院担当。普通の会社員から施術家へ。きっかけは長年付き合った足底筋膜炎。来院した私の目に飛び込んできたのは、学生へ向けた「必ず挨拶をすること」のルール。言葉に込められた厳しさと優しさに感動しました。家族のようなこの場所で、人と人とのご縁を大切に繋いでいきます。
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